ストレイライトに迷光を (ストレイライトシナリオイベント【Straylight.run〔〕】の感想)

前置きの前置き

ストレイライトシナリオイベントStraylight.run〔〕の感想が書いてあります。

まだシナリオを読んでいない方はさっさとシャニマス開いてシナリオを読むことをおすすめします。できるのならストレイライトの3人をプロデュースしてWING優勝コミュまでしっかり読んでからシナリオを読むのがベストだと思います。

それから、イベントシナリオの内容と各アイドルのWING編のネタバレも含んでいます。ご注意ください

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前置き

 

ストレイライトは1年遅れて事務所に入ることになった3人のアイドルたちのユニット。

アイドルマスターシリーズの追加キャラっていうイベントは最近だとシンデレラガールズでありました。

良くも悪くも反響が大きかったなと思っています。追加キャラはコンテンツに新しい風を吹かせることができますがその反面いままでのコンテンツの雰囲気を変えてしまうという可能性もあります。シャイニーカラーズは16人のアイドルの物語でした。他のアイマスシリーズと比べるとAS、876を除けば少数精鋭です。ここに新たに3人も新しいアイドルを追加するのはどうなんだろう、難しいんじゃないのか?と思ったりもしていました

……が、杞憂でしたね。ほんと。

ものすごく丁寧にこれでもかってぐらい丁重に念入りに3人を加えてくれました。

p-Rを時期ずらして追加することにより一人ひとりプロデュースする時間をくれました。しかもRカードなのでWING編のコミュのみに集中できました。あさひ→冬優子→愛依の順番も巧かったです。あさひの冬優子が相反する存在で一体どうするんだろうと思っていたところに愛依の人間性を知ることで「愛依が緩和剤になるのか~」と納得してました。

 そのあとも長期で行ってくれた無料ガチャ機関中にs-Rを実装してくれました。実質配布みたいなもので簡単に3人のサポートカードを揃えることができました。サポートカードではユニットの雰囲気を知ることができます。ストレイライトの3人の関係性をここで少しだけですが垣間見ることができました。ただRカードなのでコミュが短いんですよね、もっとストレイライトのコミュが見たい早くイベントコミュやってください!と思い始めました。それでもまだ慎重にストレイライトを小出ししてきます。冬優子→あさひ→愛依の順でp-SRを実装しそれぞれのTUREコミュを見ることができました。そして2019年6月30日、満を持してストレイライトのイベントシナリオ、Straylight.run{}が始まりました。あさひが実装されたのが4/1なのでほぼ三ヶ月かけたイベントシナリオです。新アイドルですがそれでも十分に彼女たちに思い入れがあります。今回のシナリオは思い入れがあるかないかでだいぶ印象が変わってくるのかなと思いました。全員の人間性を知ってる前提で書かれています。十分にプロデュースする時間はあったからみんなプロデュース終わってるよね!とシャニマスが言ってる気がしました。

 

本題

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ストレイライトのキャッチコピー

───身に纏うのは迷光、少女たちは偶像になる

これに対してシナリオのあらすじは

───迷光を身に纏う前。偶像は、ただの3人の少女だった

センスの塊では!?イルミネシナリオCatch the shiny tailの「みんな特別だし、みんな普通の女の子だ」を思い出しました。シャニマスのアイドルってすっごく人間なんですよ。ほんと人間。お人形みたいに可愛い子や素晴らしいスタイルの子もいますがそれでも人間してます。シャニマスは人間を描くのが上手いと常々思ってましてストレイライトの3人をプロデュースしたときもお前らめちゃくちゃ人間してるじゃん!となりました。3人が成長するStraylight.run{}はまさに人間賛歌でした。

 Straylight.run{}が始まる前、一体どんな内容になるのだろうと色々想像を広げていました。あさひは冬優子の地雷を踏み抜いてほしい、冬優子はふゆではなく冬優子の面をユニットの2人に見せるのか、愛依はバチバチにやり合う2人の良き理解者として友達としていい関係にできるのだろうか、とか。ものすごく高くなっていたハードルですが、Straylight.run{}容易に飛び越えましたね。期待通り想像以上。これをやってほしい、こういうところを見せて欲しいと思っているところをしっかり見せてくれてそして想像を超えた素晴らしいものを提供してくれました。シャニマスまじで信用しかねえ……ありがとうシャニマス……

 

あさひの話

 

特に印象に残ったのはレッスンルームでの冬優子とのやり取りです。

冬優子「あさひちゃんにはわからないのかもしれないけど誰でも、あさひちゃんみたいに振る舞えるわけじゃないの……みんながあさひちゃんみたいに強いわけじゃないんだよ」

あさひ「……そんなわけないっす」

冬優子「だから、あさひちゃんには──」

あさひ「そんなわけないっすよ!だって──たくさん我慢できる人は強い人っす……違うっすか?」

冬優子「…………ふゆは違うと思う」

あさひ「……そうっすか、じゃあ、間違えたっす」

たくさん我慢できる人は強い人、そう言っているということはあさひ自身は我慢ができない強くない人と認識しています。我慢ができないから強くないから今までひとりぼっちだった。それでも無理して自分に嘘をついてまで居場所がほしいとも思っていない。あさひのWING優勝コミュで「プロデューサーが現れてくれてひとりぼっちじゃなくなった、でもそれだけじゃない気が……もっと特別な何かが……うん、今はまだわかんないっす」と言ってるんですけど特別の何かってストレイライトのことなのかなと思いました。あさひはストレイライトという居場所、嘘をつかないでそのままのあさひでも良い場所、ストレイライトというユニット、メンバーの冬優子と愛依はあさひを受け入れています。あさひがどっか行ってしまっても迎えに行ってあげるストレイライトだし、そうじゃなくてもあさひが帰ってこれる家のようなあるで家族。ストレイライトはあさひにとって家であり家族になったんだと思いました。

それからあさひが疑問に思ったことを質問して理解しようとする姿がいいなと思いました。自分は良いと思った理由をちゃんと持っていてそれでいて相手の意見も聞ける子なんです。暴走することもあるけどね!!

始めてみたときからあさひに危うさを感じていたし今回も自由奔放さに肝を冷やしたけど、それを真っ向から否定してはいけないと思いました。もちろんだめなことはだめと言って注意するべきだし行動する前に止めたほうがいいこともある。それでも、頭ごなしに否定しちゃいけない。それをしてしまったらいままであさひが居場所をなかったことの再現になってしまうから。それに今はプロデューサーの他に黛冬優子、和泉愛依っていう大事な素晴らしい存在がいます。ストレイライトという大事な居場所、あさひはそのセンターです。この3人だったらあさひがセンターにふさわしいなと思います。バランスが良い。そしてあさひの嘘をつけない真っ直ぐすぎるストレイトさで2人を引っ張ることができると思います。あさひがセンターになるからこそ冬優子の良さも愛依の良さも存分に引き出せます。

途中からイベントの感想じゃなくてただのあさひ妄想になってしまいました。話を戻すと今回のシナリオで芹沢あさひの魅力というのを知ることができました。ここまであさひのあさひらしさを出しながらヘイトを貯めすぎない表現の仕方、シャニマスほんとお話がうまいなって……。あさひお前……ってなったけどイライラすることはなかったんですよね、いい塩梅であさひを出してくれてもうシャニマス一生ついていくと心に決めた。SSR実装したけどまだ引けてないの弱すぎる……はやく引いてもっとあさひを知りたい。

 

冬優子の話

 

もしかしたら冬優子ぞっこんで圧倒的冬優子贔屓でうっすい知識だけでこのシナリオを見るとあさひの行動があまりにも不可解でヘイトが溜まってしまうかもしれません。でもそうじゃなくて、いままで丁寧にストレイライトの3人を見せてくれたためあさひにヘイトが貯まることはありませんでした。あさひならやりかねないな、そのぐらいの気持ちで見ていました。あさひと冬優子が衝突するのは事前にわかりきっていたことなので心の準備ができていたのもありますがやっぱりシャニマスのアイドルの追加の形が上手かったのでこういったギスる内容で行けたのかと思います。それでもあさひが地雷踏み抜きまくってるところは中々にしんどかったけどね!

 冬優子がしてはいけないと思っている方法をあさひがしてそれでいて上手くいってしまうんですよね。あさひは結果重視の行動派で冬優子は過程も重要と思っている慎重派です。試供品の話であさひの一般的ではないあさひらしい破天荒な行動で偉い人の目に留まります。面白い子のあさひちゃんそして冬優子はそのあさひの隣にいる女の子という印象。猫被ってアイドルアイドルしている冬優子のような女の子ってこの業界だとごまんといるので型破りなあさひのほうが印象に残ってしまうという現実はなかなかつらいです。他にも冬優子と相反する行動を取るあさひのほうが上手くいくことが何度か置きます。冬優子はだいぶフラストレーションが溜まっていたでしょう。しかし、我慢します。我慢できる人は強い人。あさひに対し怒りが爆発して冬優子の素の部分を出すのかなと思いましたが実際は八百長試合の場面でした。あさひがゲームやアニメの主人公のような理想のみの夢見た行動をして低い点数を取ってしまいます。冬優子が素を見せたトリガーはあさひが好き勝手に行動したことではなく八百長が跋扈するこのバカバカしい世界に飲まれあさひが負けてしまったことだと思っています。冬優子にとってあさひは自分ができないようなことをする正反対の存在です。誰にでも好かれてもらうために仮面を着けている冬優子から見てあさひは異質で特殊で特別な存在、アニメの主人公のような存在だったのかもしれません。今まであさひの行動を見ていて腹立っていましたが100%苛立ちの気持ちではなくてもっと他の気持ち、羨望もあったんじゃないかなと思ってます。魔女っ子アイドルミラクル♡ミラージュ、これは冬優子が好きなアニメです。「可愛い子、かっこいい子ひとりひとりが特別なキラキラでみんなでチカラで合わせればもっともっとキラキラになれる、そういうことを教えてくれた」これは冬優子が愛依に言ったことです。潜在的に特別な存在にアニメのような存在を憧れていたんだと思います。だからそんなアニメみたいなあさひが負けたことがトリガーになった、冬優子は現実はそんなアニメのように甘くないことを知っていてこの世界にはこの世界の戦い方がありそれでいままで生きてきた。その生き様をあさひと愛依に見ているように言いました。そりゃあカッコいいよ……

冬優子からみたあさひの存在っていうのはムカつくし共感できないと思うが理解できないわけでもない、かといって好きでもない。自分が今までやってきたことを否定せずにそれでいてあさひのやっていることも拒絶しほっておくこともない。シンプルな感情ではなくて言葉で表すの難しいんですけど愛依が「面倒見の鬼」と表現しててこれが一番わかり易いなって思いました。いろいろ思うことはあるが面倒見ちゃう、面倒見の鬼なんすね。ストレイライトに必要不可欠な存在です。このシナリオのことを「あさひと冬優子がバチバチに喧嘩する話」というとなんか違うし逆に「尊敬し合う話」というのもすこしずれている気がします。「2人がお互いを認知する話」でいいのかな.....愛依を置いてけぼりにしてるわけじゃないです、ほんと。

また、「作ったキャラ?とか言ってくれちゃってたけど、プロデューサーがそう思っている方が、正しいふゆなの。こんなふゆなんて見せたくなかったし、みせるつもりもなかった」と言われた冬優子……ってなってしまった。成り行きで素をみせることになってしまったが実際に冬優子が見せたいのはふゆの方なんだよな……俺にだけ素をみせてくれることに特別感優越感独占欲が働いてしまっていたけど黛冬優子はふゆなんだ。それでも素の冬優子をみせてくれてるしこれからも素の冬優子と関係を築いていくんだ。だから、もっと冬優子のことわからないとな……素をみせてくれている=100%信頼してくれているなんて思っちゃいけないんだ……信頼と過信は違う。もっと冬優子をわかりたい。

 

愛依の話

あさひと冬優子バチバチにやりあってるから愛依ちゃん胃痛が痛そう......って思ったけど愛依の人間性の良さが溢れ出てて単なる板挟まれ胃痛キャラじゃないしなんならこの2人のバチバチを見て嫌だと思ってないみたいでした。

ストレイライトの最後のメンバーとして愛依が加入しました。あさひと冬優子に愛依を合わせるっていうことを思いついたプロデューサーすげえわ。ほんとストレイライト、バランスが良い、神がかってる、神ってるね。

愛依視点でのあさひと冬優子に思ってることが「あさひちゃんはたまにびっくりする突っ走り方するけど、そういうの、うちには思いつかないから尊敬だし。冬優子ちゃんは多分心配性なんだろね、よく頭抱えてっけど面倒見の鬼だからあさひちゃんの事よく見てるしマジ強いストッパー。ふたりともちょーすごいよ!」というほんと2人のことよく見ています。「仲良くするって、できるできないの問題じゃないからそういうのは、自然になってるもんなの!ね!」この考え方が愛依が愛依たる所以なんだろう。友達からひっきりなしに電話かかってくるほどの友好関係の広さと深さ、初対面のふたりにも積極的に仲良くしていくのすごいです。

レッスンルームであさひと冬優子が「我慢」についての考え方について話していた時愛依がスッと入ってあの場が落ち着いたしあの愛依の感じね。今の自分にはできないと理解して受け止めてそのことを二人にこれから頑張るね!って伝えるの愛依いい子すぎてほんとストレイライトのメンバーになってくれてありがとう......

具体的なアイドル像を持っていない愛依がこれからどういうアイドルになっていくのかがほんとに楽しみです。間違いなくあの場面で愛依は2人に比べて私は.....と思ったと思います。それでいて出した答えが今を頑張ってみるという前向きさ、愛依をほんとうに応援していきたい、そう思えました。

サポートの【シー】での愛依、ほんと好きです。冬優子のアニメがきっかけかもしれないという話を聞いてすぐにそのアニメを見ようとする吸収力と行動力、これが愛依の強みだと思います。3人の中で1番これからが気になる存在となりました。愛依......お前がどういうアイドルになるのかしっかりと見守っているからな......

 

まとめ

ずっと見たいと思っていたストレイライトの結成の話を読むことができてよかったです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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結局俺はこれが見たかったんだなって…………いいユニットだよ…………………

シャニマス好き

 

 

おわり

終わり

 

おまけ

WNG編プロデュース感想の過去記事

 

dr-rbert.hatenablog.com

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